ルスラン・ブイネヴィチからの手紙


こんにちは、大好きな“ナジェジダ”
ああ、君との別れの時が近づいている。
そう、別れが。僕はもう君に会うことはできない。
もうすぐ16歳になるのだから。

君は沢山のことを教えてくれた。シンセサイザーやバイオリンを弾くこと、コンピュータを扱うこと、それらの授業は素晴らしく、いつの間にか気付かない内に過ぎて行った。

日本食やおかしを作ることも面白かった。でも、僕にとって一番大事なこと、それは“プレス・クラブ”の教室。僕はカメラに夢中になった。将来、映画カメラと関係のある人生を送る決心をした。これはみんなナジェジダ、君のおかげだ。それから、ザイツェヴァさんに感謝したい。ここは、何もかもやさしさと理解で受け入れているようだ。僕は実際に、愛とやさしさの島にいた。この島は無理解、敵意、そしてねたみにとりまかれた大洋の上にあるにも関わらず。君があることに、お礼を言います。この手紙を書くことは悲しいけれど、僕は君の健康と幸せ、このすばらしい仕事の成功を祈っています。僕のナジェジダ!

<ルスラン・ブイネヴィチより>


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