元気フェスタ実施報告

日本から参加されたボランティアの方々の報告


合気道・空手・琴教室・原昌子さん (福祉医療専門学校講師)

 朝の体操は時間も短く種類が多くて、子どもたちもわからないうちに終わってしまったのではないかと感じた。準備体操と太極拳ぐらいで、ひととおり覚えたといえるものにした方が達成感はあったのではないだろうかと思う。

 合気道クラスは、ボランティアが複数いたのはよかった。子どもたちにも目が届くし、ミーティングをしながら進めることができた。しかし、子どもたちの病状把握が不十分で正直不安は高かった。合気道の基本である受け身がストップされると、できる技は非常に少ない。その結果、子どもたちに魅力のある技を教えることが難しかったし、合気道の特徴というものを理解してもらえたとも思いにくい。ただ、この手のスポーツが好きな子どもは多いし、わかりやすく、身に付けやすいという点を重視するなら、剣道・空手・少林寺・中国拳法などで工夫していく方がよいと思う。全体を通して、6時間のクラス全部に入るのは無理があった。余裕がなくなるし全体の動きもわからない。考慮すべきと思う。事前の学習会では、もっと子どもたちの状況(病気について、どういう家庭環境か)について情報交換する時間が必要と思う。「楽しく過ごす」為には、実情の十分な把握なしでは正しいイメージができないと感じる。実際、行ってからかなり焦った。


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