里子からの手紙


「甲状腺手術後の困窮家庭の子どもの里親制度」
 
1998年夏より開始したこの「里親制度」ですが、おかげさまで現在100人余の里親に支えられる規模になりました。最低支援期間の2年を終了後も継続して支援くださる里親のかた、新しく参加してくださる方に感謝しております。
 里親制度は、月々50$(約6000円程度…レートなどによって変動。ほかに経費がかかります)を、最低2年間支援を続けることを条件に、薬代・生活費にさえ困っているひとりの子どもを支える制度です。里親制度を活動の主軸にしている他NGOなどと比べて、里子と里親との橋渡しを事務局側がずっと補っていくような方式をとっていませんので、子どもたちとの交流などを目的とされる方には、ご不満があるかもしれません。現在のところ、私たちの里親制度は、今現在支援が必要な子どもたちへ支援金を確実に届ける、そのための制度なのです。どうぞその点をご了承のうえ、たくさんの方のご参加をお待ちしております。この里親制度に興味がある方は、ぜひ事務局までご連絡ください。検討していただく資料をお送りします。


 親愛なる日本の私たちの恩人の方へ
 こんにちは。私たちのこの感謝の気持ちを、どう言い表せばよいのか、言葉が見つかりません。このようなお金を頂いたことは、今までに一度も無く、また考えたこともありませんでした。家族で相談し、このお金で何を買うかということを、私たちは長い間考えていました。洋服が良いか、靴か、シーツが良いのか、食料品か…と。今、私たちは少し暮らしが楽になりました。今年は厳しい日照りで収穫はひどいものでした。私たちわずかな月々の年金も交付されないため、パンさえもなく(他の食料品は言うまでもなく)ただじっとしているというような日々もしばしばです。あなた方のおかげで私たちは少なくとも1つの問題を解決することができました。
 あなた方のような親切で心暖かい人々がこの世にいらっしゃることを神に感謝します。あなた方の優しい心が、決して傷つけられることがなく、悪いことはみんなあなた方のそばをよけて通り過ぎて行ってしまいますようにお祈りしています。私たち家族はあなた方がして下さった大きな援助のことをこれからもずっと感謝し続けるでしょう。
 隣人たちがこのような大きな贈り物に対して、私たちのところにお祝いにやって来ました。彼らは私たちへの喜びのあまりに泣いたり、笑顔で祝福してくださいました。そして、私たちの恩人でありますみなさま方のご健康とあらゆることのご成功をお祈りしています。
深い尊敬と、心からの感謝をこめて

コロジナ家より(ウクライナ)


こんにちは、親愛なるUさん。
 ベラルーシのあなたの友達です。今のところ僕の生活は以前と変わりはありません。学校に通い、カレッジ(専門学校)の入試に備えて勉強をしています。12月には検査のためドイツに行きました。幸いなことに今のところは健康状態は安定しています。病気は進行しておらず、一時的におさまっています。このことは僕にとっては一番大事なことです。今ここベラルーシでは流感が猛威をふるっています。そのため多くの学校が閉鎖になっています。流感は僕のことも避けることなく襲ってきました。症状はとても重くて、丸1週間高熱がでました。でもこれも今は過ぎ去りました。
 あなたのおかげで、僕は明日を信じる気持ちを強く感じます。
 僕だけでなく、母も兄も同じ思いでいます。母と兄からもあなたへの感謝をお伝えします。そして僕からも、あなたのご家族にどうかよろしくお伝え下さい。さようなら

エフゲニー(ベラルーシ)


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