ナターシャ・グジーコンサート感想


11月17日 札幌サンプラザ

 ナターシャが北海道で初めて演奏したのは昨年9月釧路でした。それから函館で。「どうしても札幌で公演させたい」の願いがやっと今年11月17日に北海道合唱団定期演奏会ゲストでかなえられたのです。

 小雪がぱらつく初冬の日曜日。500余席はほぼ埋まりナターシャの歌声で静まりかえりました。昨年聴いたよりもっと成長し、また観客への語りかけなどとてもリラックスしていて、「大人になった」ナターシャのステージで嬉しく思いました。

 「透き通るうたごえ、チェルノブイリに寄せる愛情がバンドゥーラとともに心に響きました」と多くの感想が寄せられました。私どもが1984年にキエフ公演をしたその数年後の事故でした。公演時に聴いた「キエフの鳥の歌」を持ち帰り、日本語に訳詞し、今でも日本中で歌いつづけています。

 「札幌は故郷の空気に似ていて大好きです」、「うさぎ追いしかのやま・・・」の歌声が会場一杯にひろがり、平和の大切さを伝えることのできたナターシャのステージに沢山の拍手が贈られました。

(北海道合唱団 大塚園子)

10月19日 ピースフェスタきしわだ「ピースウェーブコンサート」来場者アンケートより

 とても明るい民謡でした。ふるさとのウクライナでは、みんなが楽しく歌っていたのだと思います。そのふるさとの人たちも歌い踊り笑っている風景を見てみたいです。メロディもバンドゥーラの音色も透き通るような歌声も、心の琴線にふれるような美しさ。「ふるさと」―チェルノブイリのことを考えると染み入りました。

 

ナターシャ・グジー  チェルノブイリ16周年救援コンサート予定

 

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