救援団体の状況


「困難の中の子どもたち・ゴメリ」 卒業式&新年会

 昨年12月でこの団体の甲状腺手術後の子どもたち約60人が卒業し、1月19日に新年のお祝いの会とあわせての卒業式が行われました。救援団体からの卒業という不安から、最初は硬かった子どもたちの表情も、会が進むにつれ次第に和らいでいったと、出席した広河代表の言葉。日本の子ども基金からは幸せのシンボル四葉のクローバーのキーホルダーと、卒業生の名前を入れたゴム印をプレゼント。卒業によって、治療や薬の情報から遠ざかり、手術後の子どもたちの交流する場が失われてしまうことが、彼ら彼女らとその家族にとって今後の大きな課題です。

 

「希望21」 スポーツ文化複合施設完成!

 このたび、体育館と陶芸工房、絵画教室、創作教室(刺繍や折り紙)、木工教室、技術教室、音楽室、シンセサイザー教室、ビデオ教室など保養中の子どもたちの精神的リハビリのための教室を備えた「スポーツ文化複合施設」が完成しました。ニュースでも報告してまいりましたが、子ども基金は1階部分と教室の備品や家具・消耗品の購入を援助しました。1月23日のオープニングの式典では、滞在している子どもたちに加え、救援団体や報道関係者約60人が招待されました。子ども基金からは代表の広河が参加しました。

 今まで宿泊棟の3階にあった教室がこの施設に移転するので、3階を宿泊施設に改修し、滞在可能な人数を増やします。その費用を子ども基金が支援します。工事は4月に完了予定です。

希望21:5キュリー以上の高濃度汚染地に住む子どもたちが学校ごとに1ヵ月交代で滞在。午前中は学校と同じ授業、午後は自分の好きな教室を選んで参加というのが毎日のスケジュール

 

※子ども基金が資金援助をした1階にある、陶芸工房、絵画教室、創作教室、木工教室、技術教室の家具や備品などの費用を三重のセントヨセフ女子学園高等学校より支援していただきました。

 

次へ / ニュース目次へ