奨学生決定


2004年度(第7回)の奨学生が以下の9人に決定しました。彼らはみな甲状腺の手術という逆境を乗り越え、同じ被災者のために、そして自分たちの未来のために一所懸命勉強しています。ここでは今回決定した奨学生について、簡単にご紹介します。

L.マリーナ
1983年生まれ。21歳。ミンスク言語大学外国語学部4年。甲状腺腫。卒業後は子どもたちに外国語を教える教師になりたいです。

V.アレクセイ
1986年生まれ。18歳。ゴメリ道路建築専門学校民間工業建設学部3年。甲状腺ガン。今の家は自分たちの家ではないので、いつか自分の家を持ちたいと思いこの学校に入学しました。この国のすべての人が自分の家を持てるようにしたいです。

M.アレクサンドル
1986年生まれ。18歳。ゴメリ工業大学機械製作学部1年。甲状腺ガン。卒業後は機械工学の分野の仕事をしたいです。

T.ジャンナ
1985年生まれ。19歳。スコーリナ記念ゴメリ国立大学心理学部1年。甲状腺ガン。卒業後は様々な問題を抱える子どもたちを助けられる仕事をしたいです。

S.ロマン
1984年生まれ。20歳。グロドノ州国立医学大学治療学科2年。甲状腺ガン。将来は両親のような医者になって事故で苦しむ人々を助けたいです。

T.イリーナ
1985年生まれ。19歳。国立ゴメリ大学外国語学部1年。甲状腺ガン。卒業後は教育関係の仕事をしたいです。

K.ガリーナ
1985年生まれ。19歳。ブレスト国立大学心理教育学科。甲状腺ガン。2003年の夏に過ごしたナデジダで精神的な支えとなる専門家の助けの重要さを感じました。卒業後は被災者を精神的に助ける仕事をしたいです。

M.ユーリア
1984年生まれ。20歳。ミンスク国立言語学大学英語学部2年。甲状腺ガン。英語とスペイン語を勉強しています。私のような状況にある子どもたちにいろいろなことを教えられたらと思っています。

B.ゲンナージー
1984年生まれ。20歳。モギレフ国立大学科学技術学科2年。甲状腺ガン。公共外食制度の生産技術と組織に関する専門の学位を取得し、それを社会にいかしたいです。

G.タチアナ
1986年生まれ。20歳。言語学科1年。甲状腺ガン。両親が死亡したためおばと生活。

【奨学金制度】 2001年1月から開始した甲状腺手術後の青少年のための奨学金制度。甲状腺手術後、重い病気を抱えながら、経済状況が厳しいため勉強の継続が困難な学生1人につき月50ドルを支援しています(奨学金は奨学生基金によって支えています)。

 

次へ / ニュース目次へ