奨学生からの手紙



 この前の手紙を書いたあとから、私の暮らしにたくさんの重要な出来事が起こりました。3月から6月まで私は「IP印刷所の《DP-Druk-サービス》の仕上げの改善」というテーマの卒業論文を書きました。私の卒業論文のテーマは、新しい種類の製品の生産、生産の拡大、生産の質の向上でした。そしてその結果、企業の利益が増大しました。国の論文審査で私の卒業論文は「優」の評価を受けることができました。さらに4月には私たちの専攻で国の就職割り当てが行われ、私はミンスク国立印刷所「Y・コラス印刷コンビナート」製本部の現場主任というポストに配属されました。論文審査の後、7月に私は黒海沿岸で休暇を過ごしてきました。天候にも恵まれ、休暇は素敵に過ぎていきました。このような機会を私に与えてくれて本当にありがとうございます。現在、私は配属された職場で働いています。自分の仕事と職場がとても好きです。あなたが長きにわたり、私が学ぶための必要な援助をしてくださったことに心から感謝しています。 

B・アレクサンドラ (2005年6月 ベラルーシ国立技術大学印刷・出版学部卒業)


 

 今年は私の人生にいくつかの変化がありました。それは結婚し、妊娠したことです。家庭にも、試験の準備にも時間をとられることになりました。前回の試験は私にとって、2年生の夏の試験ほど難しくありませんでした。精神的にも肉体的にもです。5つの試験に受からねばならず、自分の苦手にしていたことや、学習した多くのことを復習しなくてはなりませんでした。私は大半の時間を図書館で過ごしました。その他にも出産前の検診のために病院に行く時間が必要でした。このような状況でしたので恐らく今回の試験は、より良い成績では合格できていないでしょう。夏期試験は大変だったけれど合格し、今はほっと胸をなでおろしています。私の夢は医者になることです。何が何でも実現させます。大学はまだ4年残っていますが、医者になったら自分の子どもや故郷の人たちの治療もしたいです。夫が臨時の仕事に出ることになり、自分一人で不安です。今はミンスクに住んでいます。大学の寮は与えられず、アパートを借りることになりました。出産したら1年間は休学するでしょう。大変とは思いますが、夫と祖母が私を助けてくれるでしょう。        

Y・ユリヤ(ベラルーシ国立医科大学3年)


 

 5月に僕は「青年PTU-87」のウェイターコースを卒業しました。学業のためにしていただいた経済的援助に対して、貴基金に感謝申し上げます。どうもありがとうございました!本当に、本当に助けていただきました。現在僕はもう働いています。病気療養用の運動施設付国立サナトリウム「ヴァジュート」でウェイターとして働いています。このサナトリウムは僕の家から37キロのところ、とてもきれいな森の中にあります。すぐそばをウシャ川が流れています。自分の専門を活かして働けることがうれしいです。保養する人たちとは共通の話題が見出せて、わずかではありますが、病気の人たちの保養のお手伝いができるのがうれしいです。僕がやりたいことに従事できるように、学業を援助してくださったことを基金のみなさんに、もう一度感謝します。どうもありがとうございました。心から敬意をこめて。     

B・ドミトリー


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