保養した子どもたち&奨学生からの手紙


“甲状腺手術後の特別保養”参加者からの手紙

<ベラルーシ>

ベラルーシのサナトリウム「希望21」で毎年夏に行われている特別保養に参加した若者たちからの手紙です。そこで知り合った彼らは、それぞれの町に戻ってからも連絡を取り合い、保養所での経験や思い出が励みになっている様子が伺えます。同じ病気をもったもの同士が集まって保養をするこのプロジェクトを9年続けてきて、彼ら自身がお互いに支え合う関係を築きあげたことを、子ども基金としても本当にうれしく思います。

昨年の夏も「希望21」に行くことができました。私は「希望21」が大好きです。そこにはとても多くの友だちがいます。毎年行くたびに友たちが増えていきます。帰ってきてからも友だちとはできるだけ会うようにしています。「希望21」、そこは昔の友だちに会えて勉強から開放される唯一の場所です。私の人生においてとても重要な位置を占めている場所なのです。私はゴメリ国立大学生物学部で勉強しています。初めての試験はとても大変でした。今は2週間だけの休暇です。年末に、私の所属する救援団体に奨学生の申請書類を提出しました。家族で働いているのは父だけなので、私の学費を払うのが大変です。奨学生に受け入れてもらえたらとても助かります。
M・ヴィタリーナ: ゴメリ市2006.1.25(2006年3月より[子ども基金]の奨学生に決定)

「希望21」ではとても多くの人たちと知り合うことができました。優しくて面白いたくさんの友だちと仲良くなりました。このような友だちがいて私は幸せだと思います。そしてこのような機会を与えてくれた子ども基金に感謝しています。みんなで踊った日本の踊りも楽しかったです。みんなで唄った大好きな日本の歌「さくら」を、
私は今でもよく唄っています。そして「希望21」のこと、そこで出会った人たちを思い出しています。 
S・マリーナ : ゴメリ州ロガチョフ地区 2006.1.22

<ウクライナ>

僕は毎年「南」で保養ができてとてもうれしいです。そこで新しい友達に出会えたことを幸せに思います。また、里親の支援のおかげで必要なものを買うことができ、医療学校を卒業することができました。ご家族のご健康をお祈りします。ご親切はいつまでも忘れません。
D・イーゴリ チェルノフツィ州ソキリャンスク地区 

チェルノブイリ事故被害者へのご支援をありがとうございます。支援金を受け取った日は、ちょうど私の誕生日でした。私にとって素晴らしいプレゼントとなりました。
S・マリーナ ロヴノ州ロキトニ地区

事務局に届いた新年のあいさつ

親愛なる日本の皆さまへ
ターニャと家族より、皆さまに2006年新年のお祝いを申し上げます。ご健康と平和な空、すべてが素晴らしいものでありますようお祈りします。私と他のベラルーシの人々へのご支援をありがとうございます。皆さまのおかげで私は大学での学業を続けています。こちらは今マイナス25〜29度のとても強烈な寒さです。もしかしたらいつか皆さまにお会いできるかもしれませんね。何度もお礼を言います。ほんとうにありがとうございます。
ターニャと家族より: ベラルーシ ゴメリ市 2006.1.22


ゴメリ国立技術大学で勉強しているターニャより届いた新年のカード


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