里親のページ


第3回里親交流会のお知らせ

10月28日(日)  15時40分〜17時 福島県会津若松市中央公民館 会議室 
*同日同会場にてチェルノブイリ報告会とコンサートも開催します。こちらもぜひ、ご参加ください(詳細は地域限定配布のチラシをご参照ください)。
 13時半〜15時 チェルノブイリ報告会 
 15時10分〜15時半 ミニコンサート      
*“里親の集い”だけの参加もOK 
*里子支援に関心のある方、どなたでも参加できます。
*参加希望の方は事務局までご連絡ください。事務局から佐々木、向井が出席します。


今号では、里親のみなさんからときどき届く質問などにおこたえしたいと思います

Q 支援している子どもに手紙を書きたいのですが翻訳をお願いできますか?

A はい、ロシア語ボランティアの方が引き受けてくださいます。里子や家族から届いた手紙も翻訳します。事務局に手紙を送ってください。その際、返却用封筒と切手を同封してくださると助かります。都合により、少し時間がかかることもありますのでご了承ください。FAX・e−メールでも受け付けます。

Q 現地訪問の折、プレゼントを届けてもらえますか?

A いいえ、原則として引き受けません。現地を訪問すると、日本の里親宛にプレゼントを渡されるときがあります。大きい物は断りますがそうでない場合、せっかくの気持ちを、とむげに断ることができず、預かり、日本に戻ってから里親の方に渡します。そうすると、そのお返しにまた子どもに持っていってほしい、と頼まれる、という循環に陥り勝ちです。里親制度が発足した当初は一切お断りしていたのが、徐々にあいまいになってきていました。こちらからお知らせして引き受けていく場合もありましたが、里親の方の人数も多く、みなさんのご希望にこたえるのが難しくなってきました。今後はプレゼントに関してはお預かりしない、ということにさせていただきます。

Q 子どもの支援継続について、現地団体のコメントに「もう支援の必要がありません」と書いてあっても、直接手紙のやり取りをして、反対のことが書いてあったら、どう判断したらよいのでしょう?

A 難しいところですね。ただ、約束として最低2年というのが決めてありますので、それ以降の継続について、責任は軽くなる、と考えていいかと思います。あくまで団体経由で私たちは支援していますので、団体側の意見は尊重したいと思います。ケースバイケースでそのつど、相談させてください。

Q 毎月の支援額50ドルというのは現地ではどのぐらいの価値があるのでしょう? 日本ではCD2枚ぐらいの値段、と言えますが、何かわかりやすい比較は?

A 05年12月発行の基金ニュースの付録で、ベラルーシの物価について表を載せています(希望な方にはお送りします)。たとえば、家族4人のパン1カ月分の値段15ドル、というように載っていますので、単純な比較にはなっていません。全体に3年前よりかなりの物価高だということです。3ページの<保養報告>のところで費用について触れました。滞在費1日12ドル(南)と14ドル(希望21)、列車代往復35ドル、この辺が最もわかりやすい価格ではないでしょうか。ウクライナとベラルーシの滞在費の違いは物価高よりも施設などの差が表れています。


【名古屋4/22「交流会」参加者の声】

○交流会の前の報告会に出て、言葉で言うより、住んでいる家の写真を見たらどんなに(生活が)大変かがよくわかった。

○現地の物価が上がっている話は聞くが、50ドルくらいなら里親として支援しやすい。

○緊急の場合、基金から50ドルサポートできれば望ましい。里親をやめるタイミングが難しい。

○金銭的支援は終わっても、手紙などで交流をすればよいのではないか。
<事務局>里親の方の都合で支援を打ち切られても、継続したほうがよい場合、奨学生支援や若い家族支援に切り替えることもできる。

○いつ支援を終えるかは、最終的には里親が決めた方が良いと思う。自分で里親になると決めたのだから、いつかやめる覚悟はあるはず。事情がわからなければ判断ができないので、情報をもらうことは必要。

○里子は、里親がどんな人なのかを知りたがっていると思う。手紙でいろいろ質問をしてくる。

○里子の方から、「自分の勉強になるから、英語で文通しましょう」と。

○手紙を書くのはなかなかできなくても、絵葉書一枚でも。

○文通はあまりできなくても、心がつながっていればよいのではないかと思う。

○里子が20歳になって支援を終了した。就職してから支援を終わらせればよかったが、まだそういう状態でなかった。就職できないのは本人が怠けているからではなく、病気のせいである可能性もある。里子が子どものころは、勇気づける、後ろから支えるという意味があったが、一生支え続けることはできない。一番大変な時期に支えられたらよいのではないか。この制度のよいところは、個人の顔の見える関係ができること。人間同士の関係を作れるのがよいところだと思う。

(*この意見のあとFさんからさらに手紙もいただきました------この個人間の資金援助は、やはり奨学金や術後の支援といった、ある程度明確な基準を持ったものにとどめるべきかと思います。人と人との心の結びつきという点からは無くしてしまうのはもったいないですが----)


新規里子情報 <ベラルーシ>

1)1998年生まれ ゴメリ市 脳腫瘍の手術を受けた。現在も定期検査を受けている。
2)2002年生まれ ゴメリ州ルドニャ村 急性リンパ・白血症 現在も治療中。
3) 2000年生まれ ゴメリ州ブダ・コシェリョヴォ市 網膜の悪性腫瘍 現在も定期治療。
4)1995年生まれ ミンスク市 07年7月甲状腺ガンの手術を受けた

現在上記の子どもたちが支援を待っています。
里親として最低2年間、1カ月50ドルプラス1割が経費、合計55ドルをいただきます。
詳しい資料は事務局からお送りします。どうぞご連絡をお待ちしています。


里子からの手紙

こんにちは!支援どうもありがとうございます。

僕と僕の生活について簡単に書きます。僕は母と二人で住んでいます。母は会社で働いています。給料はとても少ないですが、僕もそこに就職しました。僕の21年は辛くとても苦しく自分の思うように生きられませんでした。幼いころはめったに病気になりませんでした。幼稚園や学校に通い、全て順調でした。でも今は就職し、あちこち動きたくても健康上の理由でできません。医者の診察に行くのも同じ問題です。それでも僕は若いし生きていたい。一体僕に何の罪があるのでしょう。

甲状腺・頸部、慢性的糸球体腎炎、後天性心臓奇形、全てこれは21年間のことです。

そしてやっと今僕はどんなゾーンに住み、どこで生まれたかを理解しました。困難を押しやらねばなりませんでした。僕には一つだけ願いがあります、健康になること。でもこれは僕の夢で、それ以外は全て今まで通りです。こんなことを書いてすみません。これは僕の心の叫びにすぎません。母だけがあらゆることで助けてくれます。彼女はいつでも良い時も悪い時も僕を支えてくれ、いつも僕のそばにいます。僕たちはもっと良くなることを期待しています。もう一度あなたの援助と支援に心から感謝します。

ご多幸を祈ります サーシャと母より


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