03月05日(土)[江戸アケミ・死後15年目の発見]
外は晴れていて気持ちがいい。毎日使っているカバンが壊れたので、リーズバーグの量販店(アウトレット)まで買い物に出かけると、ものすごい人出だった。自分を含めてだが、アウトレットの客にアジア系の人の割合が多いような気がする。壊れたカバンもアメリカのブランド名がついてるが、メイド・イン・チャイナだ。ナイキはメイド・イン・インドネシアが多いし、日曜雑貨のCrate&Barrelなどは、メイド・イン・インディアが多い。でも圧倒的に多いのはやはりメイド・イン・チャイナだろう。安い労働力を使ってモノをつくらせ、高い値段で売って、より多くの利益を得るのが資本主義の仕組みなのだから。
東京から何とJAGATARAの新作DVDが送られてきた。と言っても、バンドはもう15年前に物理的には「消滅」したのだが、その足跡があまりにも強烈だったために、今でもJAGATARAはスピリチュアルには生きている。『このーッ!!(もうがまんできない)』がそのDVDのタイトルだが、久しぶりにこのバンドに接して、本当に音楽とは何かを考えさせられた。と言うか、今まで知らなかったことのいくつが氷解して、そうなんだよな、と納得した。89年8月の横浜寿町ライブは4曲が入っていて、このコンサートがどれだけスゴいものだったのかに、あらためて感嘆した。もっとも興味深かったのは鮎川誠との対談。以前発売された『なんのこっちゃい』(VHSテープ)に収録されていた対談では、鮎川の発言がほとんどカットされていたので、一方的に喋りまくるアケミという強い(間違った)印象しか残っていなかったのだが、今回の全編収録で、そうじゃないことがわかった。鮎川とのすれ違いや、緊張感、自分のロックの出自(頭脳警察・パンタとの出会い)についての言及があったことを、アケミ死後15年目に発見した。
今週のワシントンポスト紙には何と日本のバンド「少年ナイフ」のCDレビューが載っていた。驚いた。でもこれは、アメリカの商品の多くが「メイド・イン・チャイナ」であることとどこかで通底しているような気がしたのは単なる妄想か?