農と言える日本・通信 No.8 1999-10-04        高野 孟


●10月16〜17日は鴨川集合日、「収穫祭」とチベット護摩供養です!

 前回は9月11〜12両日、20人近くが集まり、我々の1反歩の田んぼの稲刈りと サツマイモ畑の収穫を行いました。お米は、無農薬・無肥料でたぶん4俵近くは獲れ たと思います。もうちょっと遅く刈ったほうがよかったのかもしれませんが、ふっく らとしたいいお米のようです。来年は肥料は使ってもう少し収量を増やそうというこ とになりました。

 このお米は、次回集合時に試食の上、今年の田植え、2度に渡る炎天下の草取 り、稲刈りの作業に参加した人を有資格者として実費で分けることにします。それと は別に、王国=山賊クラブの石田三示さんが作った無農薬・低農薬米を希望者にお分 けしています。棚田で出来る長狭米コシヒカリの味は最高です。今年の新米のうち無 農薬米はすでに予約満杯ですが、おいしさは変わらない低農薬米は量が十分にありま すので、希望者は高野までお問い合わせください。

 さて、次回の鴨川集合は10月16〜17日です。

 16日(土)昼過ぎ 現地集合(昼食は済ませるか何か用意してお出でください)

       午後  森林伐採作業やツリーハウス建設の手伝いなど

       夕方〜 今年のささやかな収穫を祝って大宴会

       宿泊  山賊小屋、ツリーハウス、その他

 17日(日)早朝  ガンコ山散策

       朝食後 チベット護摩供養準備の手伝い、その他作業

       昼食後 12:30〜 チベット仏教とサンチュウについての講義

       13:30〜15:00位 サンチュウ

 サンチュウ(Bsang-mchod)はチベット仏教式の紫燈護摩供養で、藤本敏夫さん の知人であるチベット仏教高僧ニチャン・リンポチェ師が毎年この時期に鴨川自然王 国を会場として開催しています。この供養は、修行者とその周辺の人々や地域のあら ゆる障害を浄め、平和と調和をもたらす法要で、四季折々の野辺の薬草や森の様々な 木の葉を高く積み上げて火を点じ、その香煙を四宝(ラマ・仏・法・僧)に捧げるも のです。チベット文化に関心のある方は誰でも、各自に供え物(酒類・ジュースなど 飲み物・菓子・果物など)を用意の上、ご参加下さい。  今回は、そのチベット高僧ご一行とは別に、高野の塾生であるモンゴル人留学生10 人ほども参加して、国際色豊かになります。みなモンゴル国の将来を担う優秀な人た ちで、日本の農村の姿を知りたいと言っていますので、是非歓迎して頂くようお願い します。モンゴルもラマ教ですので、彼らにとってサンチュウはお馴染みのことかも しれません。

◆交通手段 (1)東京駅八重洲口10:20発の京成高速バス「アクシー号」に乗車し、 終点=安房鴨川駅の2つ手前の「福祉センター前」で下りると(12:16着)、そこま で自然王国から迎えの車が出ます。座席定員制なので、事前に交通公社などでチケッ トを購入したほうがいいです。 (2)車の場合は、都心からアクアライン経由で1時間半〜2時間です。詳しい道順は、    http://www.smn.co.jp/takano/kamogawa.index.html の「交通ガイド」を参照 してください。

 食事、宿泊、(1)の場合の出迎えなどの準備の都合上、参加人数と交通手段を鴨 川自然王国に電話もしくはファックスしてください。    TEL: 0470-99-9011 FAX: 0470-98-1560


●11月20〜23日は帯広集合日、晩秋の十勝で牧場遊びです!  我々が帯広郊外の 牧場リバティ・ファームの一角に共有したログハウス「十勝渓流荘」は、8月に改修 成って、前回8月末の大集合には新井欣三(「はじめ」亭主)、鈴木英幸(自治労→ 連合)、二木啓孝(日刊ゲンダイ)、馬場健二(木工房「ん」主宰)はじめ20人ほど の人々が東京、札幌その他から集まって、海岸での乗馬教室・トレッキング、牧場で の乗馬・サウナ・バーベキューを楽しみました。馬場さんのプロの技で立派な酒卓も 出来て、そのテーブルを囲んで座っただけで宴会をしたくなってしまうほどです。小 屋の外観写真をファイル添付します(jpegなのでサイズが大きくて恐縮ですが)。  次回は、11月20日(土)から月曜を挟んで23日(火=祝)までを集合日とし、私を はじめ都合がつく人は、20日朝一番で発って(07:40羽田発JAS151便)、小屋に3泊 (もしくは内1泊は温泉)、23日の最終(19:25帯広発JAS158便)で帰ることとし、 その間にそれぞれ都合に合わせて日程を組んで頂きます。空港送迎がなかなか大変ネ ので、遅く来る、早く帰るという場合も、出来るだけ羽田発朝一番、帯広発最終便を 利用するようにしていただけると助かります。航空券は各自で早めに手配してくださ い。  なお、リバティ・ファームの主である平林英明さんが帯広市内に開いている有名レ ストラン「ランチョ・エルパソ」は現在改修中で、11月一杯で完成、12月3日に新装 オープンのパーティと藤本ヤエさん(敏夫さんの次女)のコンサート、12月8日に藤 本敏夫さんの「持続性の高い農業」講演と障害者招待パーティが行われます。11月が 都合がつかない方はこの時期に訪れて頂いてもけっこうです。  宿泊、送迎手配などの事務は高野がやっていますので、参加希望者は高野宛ご連絡 ください。▲